今回はお仏壇のお手入れ方法をご案内致します。
毎日お参りするお仏壇は、線香・ローソクのススでいつの間にかくすみや傷みが出ています。
普段は毛ばたきで表面の埃を払う程度で構いませんが、年に数回は本格的なお掃除をされる事をお勧めします。
金仏壇の場合
金箔・金粉部分には触れない様に(金箔・金粉の剥がれや傷の原因になります。)漆部分の毛ばたきで払った後、乾いたクロスで丁寧に拭き上げます。汚れが取れにくい場合は水に浸した布を固く絞って水拭き後、すぐに乾拭きをし、水気を残さない様に注意します。
さらに艶出し液を布に浸み込ませ薄くムラなく拭き、最後に別の乾いた布で拭き上げますと光沢が出ます。
唐木仏壇
家具調仏壇の場合
黒檀や紫檀などの唐木で作られたお仏壇は、毛ばたきで全体の埃を払った後クロスで乾拭きをします。汚れが取れにくい場合は水に浸した布を固く絞って水拭き後、すぐに乾拭きをし、水気を残さない様に注意します。
さらに艶出し液を布に浸み込ませ薄くムラなく拭き、最後に別の乾いた布で拭き上げますと光沢が出ます。(艶消し仕上げのお仏壇の場合、艶出し液で磨き過ぎるとそこだけ艶が出て目立つ場合がありますのでご注意下さい。)
湿気はお仏壇に良くありませんので水気を残さないよう注意しましょう。
お掃除のタイミングとしては お正月・お盆・春と秋のお彼岸の前が良いでしょう。
本格的なお掃除の場合は中のお仏具を取り出しますので、お掃除前の仏具の並び方を写真などで記録しておくとお掃除後に仏具を戻す際、迷わずスムーズな作業ができます。
お掃除もご供養の一つと考え、ご先祖様にも喜んでもらいましょう。
H30 9/6 投稿<本店> K・S