Q:神棚とお仏壇と隣に並べて置いてもいいのでしょうか?
お仏壇と神棚を並べておくことは問題ありません。
向かいあわせに置くと、礼拝するときにどちらかにおしりを向けてしまうので、避けた方がいいでしょう。
Q:お仏壇の置き場や方角に決まりはありますか?
お仏壇はお部屋のどこに置いても大丈夫です。
阿弥陀様の浄土が西にあるので、西に向かって拝む場合が多いですが、決まりはありません。
Q:仏壇の中に生前の写真を入れて良いのでしょうか?
一般にお仏壇にはご本尊、仏具セット、お位牌を飾ります。
(ただし浄土真宗の場合はお位牌を使いません。)
写真(遺影)はお仏壇の中には飾らないのが一般的です。
しかし、最近は伝統的な形式にとらわれず、自由にお祀りする方も増えていますので、生前のお写真をお飾りされている方もいらっしゃいます。
Q:家にお仏壇を2つ置くことは問題はありませんか?
お仏壇を二つ置く場合に、一般的には並べて置いてもかまいません。ただ、違う宗派の場合にはお寺様に来て頂いてお経を唱えてもらう際に、お寺様がよく思われないことがあるので、できれば別のお部屋にお祀りするほうがよいと思います。
また、お仏壇を2つ置くことが家のスペース的にむずかしい場合は、どちらかの家の宗教に改宗されたり、一方のお仏壇に位牌を間借りして置いたりと、お仏壇を一つにまとめる場合もあります。
Q:位牌の置き方に決まりはありますか?
お位牌の置き方にはいくつか習慣があります。一例としては、中央に一段上になるように阿弥陀様を置き、その前に先祖代々のお位牌を置きます。
ま先祖代々のお位牌の向かって右隣に個人お位牌の一番古いものを、2番目に古いものを向かって左隣に置いていきます。
そのように、先祖代々のお位牌を中心に外側に向かって交互にお並べします。
Q:引越しの際、魂抜き、魂入れをしてもらう必要はありますか?
引越しは仏事ではありませんので、魂抜き・魂入れをしてもらう必要はありません。
しかし、もし仏様に対して失礼がないかとご心配ならば、引越前に「魂抜き」の儀式を行い、引越後に「魂入れ」の儀式をしてもらうのもよいでしょう。
Q:お仏壇にはどのような花を活ければよいですか?
お仏壇に活ける花については、生花でも造花でも構いません。生花は傷みがはやく手入れが大変なので、造花を使われる方もたくさんおられます。
また、仏花のかわりに「樒(しきみ)」や「高野槙」などといった植物を飾ることもあります。ただ、棘や毒のあるバラや彼岸花、夾竹桃など、仏壇に供えるのにふさわしくないと考えられている花はあります。
Q:お仏壇は長男が継承しなくてはならないのでしょうか?
日本の伝統的な習慣では、長男が仏壇(位牌)を継承し、先祖をお祀りするケースが多かったのですが、世襲制度がなくなった今日は、必ずしも長男が継がなければならないということはありません。
法律上は誰がお仏壇を継承しても構いません。