み教え

仏教の開祖、お釈迦様(釈尊、ブッタ)について

約2600年前、お釈迦様は4月8日美しい花の咲き誇る印度北部のルンビニー(現在ネパール領)の花園でお生まれになられました。

すぐに七歩あゆまれ「天上天下唯我独尊てんじょうてんげゆいがどくそん」天上天下の中で我にまさる仏なしと宣言されたと伝えられています。

4月8日は世界の仏教徒がお釈迦さまの誕生日をお祝いする花まつり(灌仏会かんぶつえ)です。

29才の時、王子としての地位を捨て、出家され厳しい6年間の苦行をなさいましたが悟りは得られず、菩提寺の下に座られ35才の12月8日(成道会じょうどうえ)夜明けに心理に目覚めた仏陀になられたのです。

お釈迦様の人生観の根本にあるのは、人の世が苦しみに満ちている。

外からやってくる物もあり、自分自身に起こる苦しみもある。

それは、皆心の問題であり、人間の愚かさによる、愚かさゆえに世の中すべてが因縁によって生まれ、因縁によって滅びていくのも知らず、名誉、地位、財産にこだわり自分にも人や物にもこだわります。

しかし全ては無常であり世の中は移り変わってゆく生まれた物は死に、集まったものは分かれ、隆盛は滅びて行く。

釈尊はこのような姿を見つめ、人間を損なう欲を離れ、慈悲の気持ち、争うこともせず、正しく強く生きるべきだとお教えになりました、インドの各地で沢山の人々に相手に応じ臨機応変に説法をなさいました。

80才で入滅。

浄土真宗 本願寺派

浄土真宗じょうどしんしゅう教章きょうしょう (わたしあゆみち

宗名しゅうめい 浄土真宗じょうどしんしゅう
宗祖しゅうそ 親鸞聖人しんらんしょうにん
開山かいさん 誕生たんじょう一一七三年五月二十一日(承安じょうあん三年四月一日)
往生おうじょう一二六三年一月十六日 (弘長こうちょう二年十一月二十八日)
宗派しゅうは 浄土真宗本願寺派じょうどしんしゅうほんがんじは
本山ほんざん 龍谷山りゅうこくざん本願寺ほんがんじ西本願寺にしほんがんじ
本尊ほんぞん 阿弥陀如来あみだにょらい南無阿弥陀仏なもあみだぶつ
聖典せいてん 釈迦如来しゃかにょらいかれた「浄土三部経じょうどさんぶきょう」『仏説無量寿経ぶっせつむりょうじゅきょう
仏説観無量寿経ぶっせつかんむりょうじゅきょう』『仏説阿弥陀経ぶっせつあみだきょう
宗祖しゅうそ親鸞聖人しんらんしょうにん著述ちょじゅつされたおも聖教しょうぎょう正信念仏偈しょうしんねんぶつげ
(『協行信証きょうぎょうしんしょう行巻末ぎょうかんまつ偈文げもん
中興ちゅうこう 蓮如上人れんにょしょうにんのお手紙てがみ御文章ごぶんしょう
教義きょうぎ 阿弥陀如来あみだにょらい本願力ほんがんりきによって信心しんじんをめぐまれ、念仏ねんぶつもう人生じんせいあゆみ、このえんきるとき浄土じょうどまれてぶつとなり、まよいのかえって人々ひとびと教化きょうけする。
生活せいかつ 親鸞聖人しんらんしょうにんおしえにみちびかれて、阿弥陀如来あみだにょらいの みこころき、念仏ねんぶつとなえつつ、つねにわがをふりかえり、慚愧ざんぎ歓喜かんぎのうちに、現世祈祷げんぜきとうなどにたよることなく、御恩報謝ごおんほうしゃ生活せいかつおくる。
宗門しゅうもん この宗門しゅうもんは、親鸞聖人しんらんしょうにんおしえをあおぎ、念仏ねんぶつもう人々ひとびとつど同胞教団どうほうきょうだんであり、人々ひとびと阿弥陀如来あみだにょらい智慧ちえ慈悲じひつたえる教団きょうだんである。それによって、自他じたともに心豊こころゆたかかにきることのできる社会しゃかい実現じつげん貢献こうけんする。
所在地 京都市下京区堀川通花屋町下ル

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真宗大谷派

宗名 浄土真宗
宗祖 親鸞聖人 (1173〜1263)
宗派 真宗大谷派
本山 真宗本廟ほんびょう(東本願寺)
本尊 阿弥陀如来あみだにょらい
経典 仏説無量寿経ぶっせつむりょうじゅきょう」「仏説観無量寿経ぶっせつかんむりょうじゅきょう」「仏説阿弥陀経ぶっせつあみだきょう」「お文」
所在地 京都市下京区鳥丸通七条上る常葉町754番地

み教え

阿弥陀如来あみだにょらいは私たちの様な者を救おうと誓い、浄土を建立されました。

すべての人々が、極楽浄土で往生したいと信心をおこした時に救われると教えています。

阿弥陀如来の本願力によって浄土へ往生し仏となり、この世に戻り衆生しゅじょうを救い、教え導くと説かれています、阿弥陀如来を信じ、感謝の心とともに唱える「他力本願」が真宗太谷派のお念仏なのです。

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浄土宗

宗名 浄土宗
宗祖 法然上人(1133〜1212)
総本山 知恩院
本尊 阿弥陀如来
経典 観無量寿経
無量寿経
阿弥陀経
所在地 京都市東山区新橋通り大和大路入ル

み教え

浄土宗の教えの基本は「西方極楽浄土へ往生すること」にあります。西方極楽浄土とは、阿弥陀如来が西方十万億土の彼方につくられた清らかな仏の世界のことです。

極楽浄土に往生し、そこで阿弥陀如来の説法を聞いて仏になるのです。

極楽浄土に往生するためには、阿弥陀如来の救いを信じ「南無阿弥陀仏」と唱えることが大切だと、法然上人は教えています。阿弥陀如来の救いを信じ、南無阿弥陀仏を唱えていると、心も体も清らかになり、人生を心豊かに生きぬき、死後浄土に生まれて仏さまになることができるのです。

浄土に生まれれば、いつまでも浄土に居られるのですが、仏さまとしてこの世に帰ってきて、まだ救われない人々を救うこともできるというのが浄土宗の教えです。

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曹洞宗

宗名 曹洞宗
宗祖 承陽大師道元(1200〜1253)
大本山 永平寺
総持寺
本尊 釈迦如来
経典 般若心経
観音経
修証義
大悲心陀羅尼
所在地 【永平寺】
 福井県吉田郡永平寺町志比5-15
【総持寺】
 横浜市鶴見区2-1-1

み教え

常にひたすら何も考えず座禅を行うことこれを「只管打坐しかんたざ」と言っています。座禅の心と姿で日常生活を生きてゆくことが仏の道であると説いています。生きているかけがえの無い命をありのままに生きることこそが修行であり自分の修行がそのまま仏の行であると教えている。

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臨済宗

宗名 臨済宗
宗祖 栄西(1141〜1215)
各派本山 妙心寺派、東福寺派、他多数
本尊 釈迦如来
経典 般若心経
観音経
臨済録
碧厳録
所在地 【妙心寺派】
京都市右京区花園妙心寺町64
【東福寺派】
京都市東山区本町15丁目

み教え

人間は誰もが厳粛で純粋な人間性を持っており、それを自ら悟ることによって仏と寸分も違わない人間の尊さを知ると言うことです。

座禅によって日常の現実生活のなかに自己の宗教的人格を実現していく労働(作務)を尊ぶ。

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日蓮宗

宗名 日蓮宗
宗祖 立証大師日蓮(1222〜1282)
総本山 久遠寺
本尊 大曼荼羅
経典 法華経
所在地 山梨県南巨摩郡身延3567

み教え

「法華経」を最高の経典としています。「南無妙法蓮華経」の題目を唱え、積極的な善行を積めば、どんな人でも救われると説いています。個人の救済だけでなく、社会や国家の救済も肝心な教えだとしています。

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真言宗

宗名 真言宗
宗祖 弘法大師空海(774〜835)
総本山 金剛峯寺 他
本尊 大日如来
経典 大日経
金剛頂経
般若心経
理趣経
所在地 和歌山県伊都郡高野町大字高野山132

み教え

「即身成仏」とは生きた身のまま仏になることを教えの根幹にしています。真言とは、宇宙絶対の真理をあらわしたもので大日如来の説法、教えであり、それを心と体で体得することでこの身がそのまま仏になれると説かれている。

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天台宗

宗名 天台宗
宗祖 仏教大師最澄(767〜822)
総本山 延暦寺
本尊 阿弥陀如来
経典 妙法蓮華経
大日教
金剛経
阿弥陀経
般若心経
所在地 滋賀県大津市坂本4丁目6-2

み教え

「妙法蓮華経(法華経)」こそ、仏陀の教えの究極をといたものとします。この法華経を中心に、菩薩戒、顕教、密教、禅法などを融合した総合仏教と言えます。これを「四宗相承ししゅうそうじょう」と言い、円、蜜、禅、戒、念仏を法華経の精神で統合していこうというものです。そして、すべての人、生物、存在には仏になる可能性があると教えています。

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黄檗宗

宗名 黄檗宗
宗祖 大光譜照国師隠元(1592〜1673)
本山 万福寺
本尊 釈迦如来
経典 般若心経
観音経
所在地 京都府宇治市五ケ庄三番割34

み教え

教えの特徴としては、人間が生まれながらにしてもっている仏心を、座禅行を行うことによって自らの力で見出し、仏陀と同様の境涯を体得させようとするもので、日常生活における一挙手一投足をし、往生浄土や念仏などの浄土教教義をあわせて説いて、念禅一致をはかる一方で、密教的要素も加味されています。

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